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◆最適な賃料負担率はどれくらいか!?

◆最適な賃料負担率はどれくらいか!?

 貸店舗物件の賃料③

こんにちは!貸店舗物件を探すときに一番皆様が気にする部分はどこでしょうか?

立地やビル外観、アクセス等色々とあるかと思いますが、間違いなく避けてはいけないポイントが、賃料です。

 

賃料はランニングのコストとして見逃せない負担となっており、人件費や広告費と並んで、運営上の3大コストと言えるのではないでしょうか。

 

その賃料、売上に対していったい何%くらいが最適な負担率といえるのでしょうか?

今後物件を選ぶ際の基準として読んでもらえればと思います!

 

■定説は賃料の10%以内!?

お店の出店はいろんな業態の方々がいらっしゃいます。物販店や飲食店のように仕入れ値がかかる業態もあれば、基本は人件費のみのサービス業態等、各業態によって様々です。

そんな中でも、どの業態でも皆さん口にする基準が「賃料は売上の10%以内」です。

 

私もこの世界に入りたての頃は、勿論この基準を中心にお客様と話をしておりました。

ただ、最近になって、この水準はあくまで「基準」であるという考えが主流になってきました。

 

■重要なのは、何を優先するか。

貸店舗物件の賃料②

店舗A 賃料 30万円 売上300万円 賃料負担率10%

店舗B 賃料 60万円 売上500万円 賃料負担率12%

店舗C 賃料150万円  売上800万円 賃料負担率18.75%

 

まず、3つの例をあげてみました。

この中で、一番いいと思われる店舗はどこでしょう?

 

勿論他の経費や純粋な利益が見えないと判断がつかないと思うのですが、今回の主題にしている賃料負担率の観点から考えますと、10%に収まっている店舗Aが一番良いお店だと言えると思います。

では、本当にAが一番いいお店なのでしょうか?

 

各店舗、売上から賃料を差し引いた金額は下記のようになります。

 

店舗A 売上300万円 - 賃料 30万円  = 270万円

店舗B 売上500万円 - 賃料 60万円  = 440万円

店舗C 売上800万円 - 賃料 150万円 = 650万円

 

上記で見ますと、利益として残る可能性のある金額の絶対値は、店舗Cが断然高くなります。人件費、広告費などが多少かかったとしても、恐らく店舗Aよりも多くのお金を利益として残せるのではないでしょうか。

 

そう考えると、店舗Cが出店を目指す方にとって好ましい水準と言えます。

 

では、店舗Cが一番いいという結論でいいでしょうか?

 

実際、そういう結論を導かれた方も多く、大手のチェーン店などは店舗Cのモデルを求めて物件を探されている方が多くいらっしゃいます。

ただ、店舗Cの弱点は、固定費リスクの高さにあります。

 

なにかの外部要因により、売上がガクッと落ちてしまったとき、店舗Aよりも多くの負担を強いられる可能性が大きい為、ある程度のリスク覚悟や耐えられる資金準備が重要になります。

 

そう考えると、一番バランスが良いのは店舗Bなのかもしれません。

 

■まとめ

貸店舗の賃料①

以上のような事から考えられるのは、賃料負担率はお店をやるうえで非常に重要なポイントに間違いありません。ただ、その基準と言われる10%を採用するかどうかは、そこからもう一歩踏み込んだ、このお店に何を求めているか、何を優先すべきかを深く考える必要があるという事。

貸店舗物件をお探しになる前に、今一度コンセプトを考えてみるのも良いかもしれません!

 

いかがでしたでしょうか。貸店舗物件を探されるときの参考にしてみてください!

 

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