こんにちは!
本日は、地域経済分析システム「RESAS」を用いて渋谷区にどの地域からどのくらいの人が来街してしているのか、また平日と休日ではどういった違いがあるのかを調べてみたいと思います!貸店舗物件探し、店舗立地選択時の基礎資料になるのではないでしょうか?
From-to分析(滞在人口)
平日14時の時点において、渋谷区には国勢調査による居住人口のおよそ3倍の人口が滞在していることがわかります。また「滞在人口/都道府県内」を見ると、東京都内から渋谷区への流入者は同地域の渋谷国区に継いで世田谷区、杉並区、目黒区となっています。「滞在人口/都道府県外」を見ると、神奈川県からの流入が圧倒的に多いことがわかります。やはり流入してくる人口はその人の居住地との距離に影響するところが多いでしょうが、上位に入る区には大きな居住人口を抱えた地域であるという特性もあるでしょう。
次に休日14時の結果を見ていきましょう!滞在人口率はおよそ2.3倍程度で平日に比べると来街者数は少なくなっています。この要因として一番大きいと考えられるものは通勤通学目的の来街者が圧倒的に減少することでしょう。言い換えれば休日の滞在人口の大部分は買物や娯楽などまちを楽しむことを目的とした来街者がマジョリティーであるだろうと言うことです。
時間別滞在人口推移
ここでは渋谷区の平日休日別に滞在人口の時間別推移を、銀座、日本橋を有する中央区と比較しながら見ていきたいと思います!
まず平日の朝から滞在人口ピークの14時では総数としては中央区より若干少ない傾向があります。中央区は10時の段階でピークの滞在人口にかなり近づいていることから、出勤を目的とした流入者の多いビジネスエリアと言えるのではないでしょうか。また20時の時点では渋谷区の方が滞在人口が多くなっています。滞在人口から見た夜の賑やかさは渋谷区の方が上なのかもしれません。
次に休日の結果を見てみましょう!渋谷区の方が明らかに滞在人口が多いことがわかります。休日の滞在人口の多くは観光などを目的とした私用の来街者が多いと考えられるため、観光地としての人口の吸引力というのは渋谷区の方が強いのかもしれません。
RESASとは?
産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。
自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。
出典:https://resas.go.jp/#/13/13113
いかがでしたか?
今回使用したRESASというサービスは誰でも使うことが出来るサービスです!商圏調査にも役立てることができ、貸店舗物件探し、店舗出店の立地選択の際はぜひ試してみてはいかがでしょうか?今後もRESASを用いて皆様に役立つ情報を発信していきたいと思います!
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