こんにちは!
六本木交差点を中心に貸店舗、店舗物件のマーケット調査の一環としてテナント分類調査(テナントの業種業態の分類)を行いましたので、ご報告いたします。
店舗調査をして気づくのは、通りごとにそれぞれ通りの顔があるということです。そしてそれは、同じ通りでも交差点を境にまた変わっていくのです。
今回は、私が感じた「通りの顔」というものを、みなさまにお伝えできればと思います。
外苑東通り、その東側を覗いてみましょう。
■東京ミッドタウン前交差点~六本木交差点~六本木5丁目交差点が調査対象範囲です。
外苑東通りの東側は、交差点を挟み、さらに交差点北側と交差点南側に分かれています。
その北側と南側を比較してみます。
交差点北側は、総店舗数113件。最も多い業種がサービス業で、35件です。
続いて、飲食店(レストラン系)が22件、バー系が17件という結果になりました。
一方、交差点南側は、総店舗数180件。最も多い業種がバー系で、41件です。
続いて、飲食店(レストラン系)が32件、水商売系が26件という結果になりました。
交差点北側は、ミッドタウン帰りにも足を運べそうですね。それに対し交差点南側は、大人の雰囲気漂う街並みとなっています。
■東京ミッドタウン前交差点~六本木交差点~六本木5丁目交差点が調査対象です。
外苑東通りの西側も、反対の東側と同じく、交差点を挟み北側と南側に分かれています。
北側と南側それぞれの通りを見てみましょう。
交差点北側は、総店舗数78件。最も多い業種がサービス業で、22件です。
続いて、飲食(レストラン系)が16件、水商売系が12件という結果になりました。
一方、交差点南側は、総店舗数166件。最も多い業種が事務所で、56件です。
続いて、サービス業が48件、飲食(レストラン系)が15件という結果になりました。
南側は、事務所とサービス業の上位2つが突出して多くなっています。
北側と南側両方で、サービス業と飲食(レストラン系)が上位に入っていますね。
やはり年間来場者数4000万人を超える六本木ヒルズと、年間来場者数3000万人弱の東京ミッドタウンという、二つの複合施設の存在は大きいのではないでしょうか。
南側に事務所が多いことにも注目しなければなりません。まだまだ調査を進めていきたいところです。
いかがでしたか?「通りの顔」をちょっとでも感じていただけたでしょうか?
新規出店の際はこうした指標も頭にいれて、どの立地が適切なのかも総合的に考慮する事も必要です。
今回は簡単にお伝えしましたが、今後も店舗調査情報をお届けしていきますので、ぜひお目を通してみてください!