銀座ルールって何?~銀座らしさを守るために~
こんにちは!
ここにきて寒さがいっきにきましたね。
温度差で体調を崩さないように気を付けましょう!
今回は、弊社ゼン・ランドがテナント調査を行っている 銀座エリア について。
銀座は貸店舗物件人気エリアですが、新規出店をお考えの方は、慎重に物件探しをする必要がありますね。
銀座の百貨店マップについての記事もあるので、まだ読んでいない人はこちらもチェック!!↓↓↓
https://storedevelopment/ginza-hashiba-2/
銀座の通りを歩いていると、きらびやかな商業施設たちに圧倒されますが、
意外と高層ビルがない・・・?と感じたことはありませんか?
実は、美しい景観や銀座らしい文化を保護するため、細かい規定が設けられているのです。
今回は、そんな「銀座ルール」について紹介していきます!
地区計画「銀座ルール」とは?
銀座まちづくり協議会と中央区によって、容積率や建物の高さ制限、壁面後退等について定めたものです。
(銀座まちづくり協議会とは、銀座で商売を営む人、居住者、銀座で働く人、観光客などが共有できる銀座将来像を描き、銀座をよりよい街としてゆくために発足された組織です。)
2003年に、銀座に200m近い超高層ビルを建設する計画が起こり、銀座らしさを壊すものとなってしまうのではないか、という懸念がおこりました。
超高層ビルは、通りに対して閉鎖的な雰囲気をつくりだす可能性もあります。「超高層ビルが銀座にはふさわしいか」について、勉強会やシンポジウムを何度も開き、中央区とも協議を重ねた結果、地区計画「銀座ルール」の改正が行われました。
取り決められた具体的な内容は、
・建築物の最高高さ=56mまでとする
・屋上工作物の高さ規制
などです。
http://www.ginza-machidukuri.jp/rule/images/district_rules2.pdf
※ただし、昭和通りを含むその以東の地域においては、銀座通りを中心とする商業用途中心の街の性格とは異なる地域固有の文化性を有するという理由で、高さの特例が認められています。
例えば、歌舞伎座!
高さは145mもありますが、歌舞伎は世界的に類を見ない、独自の文化水準を持つ活動であることや、商業機能地区の対象地域ではないことなどから、例外的に認められています。
その他のルール
さきほど紹介した地区計画「銀座ルール」の他にも、いくつかルールが定められています。
銀座デザインルール
数値で規定できない銀座らしいデザインや表現について、銀座のまちの人と専門家の意見を反映させるために作られたものです。
都市デザインの方向性や、街並みに対する考え方についても書かれています。
オンラインで購入することもできます。
http://www.ginza-machidukuri.jp/rule/design_rule.html
デジタルサイネージ・音声などのルール
渋谷などの繁華街でよくみられる「デジタルサイネージ」についても規制が設けられています。
例えば、ヒューマンスケールを超える大きさの動画を表示することの禁止や、デジタルサイネージに伴う音声の禁止などを挙げています。
交差点に面していた大型デジタルサイネージは、協議会との話し合いの結果撤去したそうです。
※貸店舗物件をお探しの皆様にとっては、看板を取ってと言われるのは中々ダメージが大きいですね。。
http://www.ginza-machidukuri.jp/rule/images/rule_degitalsignage.pdf
いかがでしたか?
様々な人のたゆまぬ努力によって、景観が維持されているのが分かりますね。
貸店舗をお探しの方は、銀座の街並みの情報もまえもって仕入れておくといいですね!
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参考:
「地区計画 銀座ルール 改訂資料」
http://www.ginza-machidukuri.jp/rule/images/district_rules2.pdf
「デジタルサイネージのルール」
http://www.ginza-machidukuri.jp/rule/images/rule_degitalsignage.pdf