・開業したいけど、賃料はいくらが目安なの?
・気になっている物件があるけど、この賃料は妥当なのか不安……
出店にあたって、毎月かかる賃料は重要ですよね。
今回は、これから開業をしたい方や、現在の店舗の移転・拡張を検討している経営者向けに、
特に人気のある渋谷区・新宿区・港区・千代田区・中央区の5つのエリアの、店舗物件の最新の賃料相場や特徴をご紹介します!
目次
- 【渋谷区】若者が集まるトレンドエリアの賃料相場
- 【新宿区】集客期待大! 東京を代表する繁華街の賃料相場
- 【港区】富裕層向けビジネスに最適なエリアの賃料相場
- 【千代田区】ランチ需要の高いオフィス街エリアの賃料相場
- 【中央区】観光&ビジネスの中心地!インバウンド需要も高いエリアの賃料相場
- 売り上げに対しての賃料の目安を計算する方法は?
【渋谷区】若者が集まるトレンドエリアの賃料相場
エリアの特徴
渋谷は、若者文化の発信地として知られ、ファッション・音楽・企業が集まるエリアです。
特に「渋谷スクランブルスクエア」や「ミヤシタパーク」などの再開発が進み、近年さらに賑わいを見せています。
インバウンド需要も高く、飲食から小売りまで幅広い業種で集客が見込めます。
賃料相場(坪単価)
- センター街・道玄坂周辺: 40,000円〜60,000円
- 神南・宮益坂エリア: 30,000円〜50,000円
おすすめ業種の例
おしゃれなカフェ・スイーツ専門店・カジュアルダイニング・(若者向けのトレンド業態)
美容サロン・ネイルサロン
アパレル系セレクトショップ
【新宿区】集客期待大! 東京を代表する繁華街の賃料相場
エリアの特徴
新宿は国内最大級の繁華街であり、年間を通じて多くの観光客やビジネスマンが訪れます。
西新宿のオフィス街、歌舞伎町のナイトライフ、駅周辺の商業施設など、エリアごとに大きく異なる特性を持っていますので、ターゲットに合わせてエリアを選ぶのがよいでしょう。
賃料相場(坪単価)
- 歌舞伎町エリア: 35,000円〜55,000円
- 西新宿エリア: 25,000円〜40,000円
おすすめ業種の例
ラーメン店・居酒屋(国内外の観光客・ビジネスマン向け)
エステサロン・リラクゼーションサロン(観光客・ビジネスマンのリフレッシュ需要)
カラオケ・アミューズメント施設(夜間営業の需要が高い)
【港区】富裕層向けビジネスに最適なエリアの賃料相場
エリアの特徴
港区は六本木、麻布、赤坂などを中心に高級エリアが多く、富裕層や外国人ビジネスマンが集まりまるエリアです。
多くの企業の本社が所在し、日本のビジネスの中心となっています。
そのため、単価が高めのレストランやバーが成功しやすい傾向があります。
賃料相場(坪単価)
- 六本木・麻布十番エリア: 50,000円〜80,000円
- 赤坂エリア: 40,000円〜70,000円
おすすめ業種の例
高級レストラン・フレンチ・イタリアン(富裕層や外国人ビジネスマン向け)
ワインバー・ラウンジバー(六本木・麻布エリアでの需要が高い)
- パーソナルトレーニングジム
【千代田区】ランチ需要の高いオフィス街エリアの賃料相場
エリアの特徴
千代田区は大手企業の本社が多く、オフィス街が中心のエリアです。
そのため、平日のランチ需要が非常に高く、昼の時間帯に集客しやすい特徴があります。
賃料相場(坪単価)
- 丸の内・大手町エリア: 45,000円〜65,000円
- 秋葉原エリア: 30,000円〜50,000円
おすすめ業種の例
ランチ需要を狙う飲食店(オフィスが多いため平日ランチの集客が見込める)
高級寿司・和食店(接待・会食に適した業態)
- カフェ・コワーキングスペース(仕事の合間に利用しやすい)
【中央区】観光&ビジネスの中心地!インバウンド需要も高いエリアの賃料相場
エリアの特徴
経済の中心地としての機能の他、銀座や日本橋など歴史的な商業エリアが多い中央区。
高級ブランド店が集まる銀座、日本橋の老舗飲食店、築地市場跡地の飲食施設など、多様な需要があります。
ビジネスマンはもちろん、観光客も多いエリアとなりますので、単価が高めの店舗の出店にもおススメのエリアです。
賃料相場はやや高めですが、その分の集客力は充分に見込めるでしょう。
賃料相場(坪単価)
- 銀座エリア: 60,000円〜100,000円
- 日本橋エリア: 35,000円〜60,000円
おすすめ業種の例
高級割烹・懐石料理店・寿司店(観光客・富裕層向け)
和菓子・カフェ(インバウンド需要で日本文化を体験できるお店の人気が高まっています)
- 高級美容サロン・ヘアサロン
売り上げに対しての賃料の目安を計算する方法は?
基本的な計算方法は
適正賃料 = 月間売上 × 適正賃料比率
で算出した金額が適正賃料となります。
「適正賃料比率」は業種ごとに異なりますので、以下を参考にしてください。
- 飲食店: 5〜10%(高利益業態なら10%でも可)
- 小売店: 5〜15%(業態による)
- オフィス: 3〜10%(ベンチャーなら高めでも可)
例えば、飲食店で「月間売上: 500万円」の場合、適正賃料比率は8%になりますので、
500万円 × 8% = 40万円
が適正な賃料となります。
まとめ
東京23区で店舗物件を探す際には、各エリアの特性と賃料相場を理解することが重要です。
渋谷区・新宿区は、集客力が高く、トレンドに敏感な若者や観光客をターゲットにした業態が成功しやすい傾向にありますが、競争が激しい点に注意が必要です。
港区・千代田区・中央区は、富裕層やビジネス需要の高いエリアで、高級志向のビジネスや、企業向けサービスが安定した収益を見込めます。
また、賃料を抑える工夫として、エリアのリサーチ、居抜き物件の活用、オーナーとの交渉が鍵となります。
これらの情報を活用し、最適な物件選びを進めましょう。
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