日本初上陸の店舗は今どこに出店しているのか?
数年前からEggs‘n Thingsやアイスモンスターなど海外初の飲食店舗が日本に多く出店し始めています。テレビ番組や雑誌などでも「日本初上陸のこの店が注目」というような文言をよく目にした人も多いのではないでしょうか。
このような飲食店舗がどのような地域に出店、集積しているのか調べてみました。
2015年に日本に初出店した店舗は?
2015年に日本初上陸した主な海外飲食店を以下の表にまとめました。
15店舗中表参道が4店舗、原宿が4店舗、その他渋谷、虎ノ門、自由が丘などの7エリアに1店舗ずつとなっています。
以上から表参道や原宿に集積していることがわかります。
メディアで多く特集、宣伝されているために驚きの結果と感じる人はそれほど多くはないかもしれません。
原宿駅に関してはJRの調査によると利用者の構成で20代以下の女性の割合が22%となっており、新宿駅、池袋駅、渋谷駅などの15%程度と比較しても突出しています。
表参道駅も同様に20代以下の女性の割合が23.8%であり、これは東京地下鉄の中でもかなり高い割合を示しています。
流行に敏感でSNSなどによる発信意欲の比較的高い、若い女性をターゲットにし、消費者間での情報の拡散を狙いの一つとしているのではないかと考えられます。
ここで上記の店舗のうち原宿、表参道に立地した店舗にはどのような特徴があるのか見ていきたいと思います。
注目のあの店舗は意外にも裏通りに!
多くの店舗が明治通りなどのような大きな通りから少し外れた裏通りのようなところに位置していることがわかります。
原宿に2015年10月に食の複合施設としてグランドオープンした「カスケード原宿」は原宿駅から徒歩2分ながら裏通りに立地し、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。実際に日本初出店の店として取り上げた店舗うち、「ローラズカップケーキ」「彩茶房」「スポンティーニ」はカスケード原宿の中に店舗を構えています。
このように大通りから外れたところにも注目の店舗が出店し始めることで、街全体がますます活気を帯び、より一層注目の地域になっていくかもしれませんね!
またいつもは通らないような裏路地に入ってみることでこれまで知らなかったお店など新たな発見もあるのではないでしょうか。
街歩きはもちろん、出店の際にも参考にして頂ければと思います。