エリアレポート

品川と恵比寿の業種構成はどう違う?小売業、飲食業店舗数の推移とともに分析!

こんにちは!

本日は住みたい街ランキング2018の2位恵比寿と、4位品川の2地域について業種構成はどのように違うのか、そして時系列の推移から見るそれぞれの飲食業の傾向を見ていきたいと思います!

今回はRESASというサービスを用いて、下の図の様に「品川」「恵比寿」のエリアを指定して分析を行いました!

 

対象範囲

今回の調査で対象エリアとして店舗を抽出した範囲は下の図の様になっています!

対象範囲1-min

 

業種構成はどう違う?

品川と恵比寿の業種構成は以下の図の様になっています!

業種構成1

品川が恵比寿より大きな業種割合を占めているのは、「製造業」、「運輸業・郵便業」、「サービス業(他に分類されないもの)」です!立地的特性から考えても、品川は湾岸地域であり流通機能が強い地域であることが影響していそうですね。また、「サービス業(他に分類されないもの)」に関しては、近年再開発の進む地域でもあり、現在のサービス業の分類には含まれないような新たな業種・業態が生まれてきている可能性もありますね。

一方で恵比寿は、「生活関連サービス業・娯楽業」が品川よりも大きな割合を占めています。やはり品川の方がオフィス街のイメージが強く、恵比寿は比較的居住者が多い地域であるため当業種が成長、増加して、さらにそれらが恵比寿に住みたいという人々の魅力につながっているのかも知れません。

小売業の傾向は?

それぞれの地域の小売業の推移は以下の図の様になっています!

小売推移1

【出典】
日本ソフト販売株式会社「電話帳データ」
【注記】
業種については日本ソフト販売株式会社による独自調査に基づく業種を、日本標準産業分類に置き換えたものを採用している。
なお、独自調査の結果により、一部事業所において業種の変更が生じているものがある。
Copyrightc2017 NSS Corporation. All rights reserved.

 

まず事業者数を見ると、恵比寿の方がかなり大きな数値を採とっていることがわかります。確かに恵比寿の方が小さな店舗が集積しているイメージがあります。

品川の特徴は、ここ1年は減少しているものの他の小売業に大きな差を付けて「その他の小売業」、「飲食料品小売業」が大きな割合を持っています。

一方恵比寿は品川よりもバランスを保っているように見えます。全体的に減少傾向にあるものの、「身の回り品小売業」が多く、やはり業種の構成から見る住みよさは恵比寿の方が良いかもしれません。

 

飲食業の傾向は?

次に飲食業の傾向を見ていきたいと思います!それぞれの地域の飲食業の推移は以下の図の様になっています!

飲食推移1

飲食店に関しても、恵比寿がまた倍近くの事業者数になっています!確かに恵比寿は有名な飲食店が多いイメージもありますが同等の範囲においてこんなにも差が出るとは予想していませんでした!品川はオフィスが多いため、テナント構成も事務所が大きな値をとっているかもしれません。しかし飲食店でも両地域で事業者数はここ一年で減少しているようです。

また、宿泊業は大きな変化見られませんでしたが、オリンピックに向けてインバウンドが増加する中需要が拡大し続けており、再開発も進んでいるため増加してくるかもしれません。しかし統計上ではビルの中に大きな床面積を持った事業者が生まれても、事業者数としては1事業者としかカウントされないという面は注意しないといけません。

 

RESASとは?

産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。

地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。

自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。

出典:https://resas.go.jp/#/13/13113

 

いかがでしたか?

今回は「品川」と「恵比寿」を比較して見ましたが、やはりそれぞれの地域で特徴はあるようですね。是非、貸店舗物件をお探しの方は参考にしてみてください!今後も他の地域の特徴がわかるような記事を発信していきたいと思います!


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