エリアレポート

【エリアレポート】テナント構成比率から考える銀座エリア 全体編

TEMPOLY編集部では2015年10月に銀座にてテナント調査をおこないました!

調査対象エリアは銀座1丁目~8丁目の中央通り、みゆき通り、松屋通り、晴海通り、
柳通り、コリドー通り、外堀通り、花椿通り、交詢社通り、並木通り、マロニエ通りを対象としました。

その結果を基に、今回はテナント構成比率からわかる、
「銀座」について記事にしたいと思います。

銀座(全体)テナント業態別グラフ

ginnza


百貨店などの大型商業施設を除く商業ビルの店舗物件・テナント業態を調査し、
入居テナントを業態別に集計したところ上記の様な結果となりました。

調査の総数6,338となり、業態別にみていきますと

1位 事務所 

2位 サービス店舗

3位 物販店舗

4位 飲食店舗(レストラン系)

5位 水商売系テナント


このような順位となりました。

物販店舗が多くある立地がビルの路面部分(1階店舗)が大部分だということを考えると
上層階でも立地・出店可能なサービス店舗とあまり変わらない数字なのが驚きです。

やはり高級ブランド店が多数存在し、買い物の街のイメージに相応しい結果といえると思います。

また水商売系テナントが5位に入っています。
銀座7丁目、8丁目の並木通り近辺には多数の高級クラブや飲み屋さんが存在しており、
TEMPOLY編集部で調査した通りだけでも600件以上も集積していることがわかります。

 

銀座の店舗物件の賃料は景気のバロメーター?

国土交通省が毎年発表している公示地価で、2016年の首位は銀座4丁目にある「山野楽器銀座本店」で、
なんと1平方メートルあたり4010万円、坪当たり約1億3000万と超高額です。

公示地価価格としては過去最高を記録したそうです。
税務署の管轄する路線価でも銀座は30年間ずっと首位(つまり一番高い)をキープし続けているそうです。

TEMPOLYを運営するゼン・ランドでも銀座の店舗物件の賃料上昇が
如実にここ2,3年で現れてきていると感じています。
2,3年前に賃料が相場より高値で1年近くも空室が続いた物件にも入居テナントが決まるど、
目に見えて変化があったと言えます。

2008年秋以降のリーマンショック後はしばらく銀座の賃料も下火でしたが、
通りによっては路面店舗物件の賃料水準は倍ちかくなっている場所もちらほら見つけられます。

主要繁華街では、景気などの外的要因などで賃料が大幅に上下することもたたありますので、
出店するタイミングを見極めるのも重要なことと言えます。

 

次回からはもう少し深堀して銀座の通り別の特徴についても考えていきたいと思います。

 

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