こんにちは。
今回は【明大前駅】についてご紹介させていただきます。
京王井の頭線・「明大前」駅という駅名になる前は、なんと「火薬庫前」駅という何とも物騒な名前であったことをご存じの方は、そう多くはないのではないでしょうか。
明大前の駅を出てすぐ、目の前を横切るのが甲州街道。
この甲州街道は江戸幕府によって整備された五街道の一つで、江戸と甲斐国(現在の山梨県)、そして信濃国(現在の長野県、下諏訪)を結んでいました。
江戸城陥落の際は将軍が甲斐国・甲府まで避難することを想定して整備されたそうです。
江戸防衛の軍事道路として重要な役割を果たした甲州街道には塩硝蔵(えんしょうぐら)と呼ばれる鉄砲弾薬の貯蔵庫が置かれていました。
それが由来となり、京王電鉄の前身である京王電気軌道は、笹塚・調布間に軌道路線を開通させ、1913年(大正2)に「火薬庫前」駅が開業しました。
その後長い歴史を経て、塩硝蔵の跡地を明治大学が購入し、現在明治大学 和泉校舎が建っています。
明治大学の敷地の大きさを見ると、塩硝蔵は相当数多くの砲弾が貯蔵されていたのではないかなと想像が膨らみますね。
そして現在の京王井の頭線の全身である帝都電鉄の社長は小田急電鉄の創設者であり、なんと明治法律学校(後の明治大学)出身の利光鶴松だったそうです。
この方の尽力もあり、1934(昭和9)年からの泉谷校舎での授業開始に伴い、通学する明治大学生への便宜を図るため、2つの駅を移設し、1935(昭和10)年に駅名を改名した「明大前」駅が誕生しました。
ちなみに、明大前駅の誕生から82年経った2017(平成29)年3月から明大前駅の京王線ホームの列車接近メロディは、駅名に因んだ明治大学校歌が使用されているそうです。
多くの学生が通学に利用する駅前には数多くの店舗が立ちならんでいます。
ここまでのご説明だけでは、学生街の活気ある街というイメージが強くなってしまったかもしれませんが、駅から少し歩くと閑静な住宅街があり、実はファミリー層も多い、落ち着いた雰囲気の一面も明大前にはございます。
目立った大きな商業施設はありませんが、駅直結の店舗や夜1時まで営業しているスーパーもあるので、仕事帰りに立ち寄れる利便性もあります。
(なんと明大前駅から徒歩5分以内の範囲にスーパーマーケットが4店舗もあるんです!)
そして都心部ながら、緑豊かな公園や神社、区民センターなどの施設も点在しており、子育て世代のファミリー層にも住みやすいエリアとなっています。
明大前からアクセスの良さは抜群です。乗り換えなしで「新宿」まで8分、「渋谷」まで6分。若者に人気の「下北沢」や「吉祥寺」へも井の頭線で一本と非常に便利な立地です。通勤にレジャー、買い物など、様々なライフスタイルに対応できる利便性が京王線の人気の理由となっているのではないでしょうか。
そして明大前は再開発区域に入っているため、京王線が高架化、現南口にロータリーが作られるそうです!
あくまで完成予想図ですが、新しく生まれ変わる明大前駅がこちらです。
高架下にはいくつか店舗が出来るよう見受けられますね。
この高架化により、踏切がなくなり、ホームや駅設備の拡大が見込まれているそうです。
駅周辺の店舗も増え、駅設備も充実すればより多くの層が暮らしやすい場所になるのではないでしょうか。
昼夜問わず学生やファミリー層が行き交い、これから更に変化していく「明大前」駅にて
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