エリア調査2021 渋谷編
こんにちは!今回は以前、当編集部で実施したことのあるエリア調査を改めて行いました!以前最後に実施したのは2017年になるため約4年ぶりに行いました!
この2年でコロナウイルスの影響もあり、かなり街中が様変わりしています!
さて、今回は渋谷の道玄坂について、弊社が調査した2017年と2021年のデータを比較して、コロナ前とコロナ禍の現在において、テナントの入れ替わりや業態割合の推移や変動についてみていきます!
▼テナント調査とは?
様々なエリアを歩きながら、大通りに面したビルにどのような業態のテナントが入っているのかを調査しています。
弊社では、過去に渋谷・表参道・六本木・銀座・新宿・池袋の6つのエリアの主要な通りで実施してきました。
また、各テナントを、
・アパレル店、家電量販店などの物販店舗
・居酒屋、レストラン、喫茶店などの飲食店舗
・エステ、ネイルサロン、マッサージ店、クリニックなどのサービス店舗
・企業の事務所
など、業態を10個に分類しています。
○今回の調査エリア
今回は道玄坂沿いのテナント調査を実施しました。
具体的には以下のMAP上の赤いラインの部分です。
ここで、過去の出店実績と現在の出店状況を比較していきます。
(2016年と2021年のテナント構成グラフを添付)
1、空室率が増えた。加えて、1階などの路面店やB1・2階など比較的低層階の空室が目立つようになった。
2つのグラフを見比べてまず目立つのは空室率が上昇したことです。
2016年は数件しかなかった空室が約10倍の20件に増えています。さらに工事中の区画を含めると1階部分や2階部分など今までなら空いていなかったような区画の空室やテナントの入れ替わりも目立つようになりました。
2、サービス店舗の割合が上昇した。特に過去に事務所で使っていたテナントのサービス店舗の出店数が増えた。
ここ5年でサービス店舗の出店割合が上昇しました。特に2016年に事務所だった店舗区画が、2021年現在はサービス店舗として出店されるようになったように思われます。サービス店舗がこれまで事務所として利用していたような上層階に出店したのは賃料負担を軽減することに加えて、ここ数年のSNSの普及によるものではないかと思われます。
3、テナントの入れ替えや業態変更等でテナントの入れ替わりが多く見られるようになった。
2016年と2021年のテナントを比較した時に、道玄坂沿いでも駅から遠い場所だけではなく、駅に近いビルでもテナントの入れ替えが多いように見受けられます。テナント入れ替わりの部分で見ても上層階だけではなく、1階や2階など比較的低層階部分でもテナントが入れ替わっていることがわかります。
現在、コロナウイルスワクチン接種率が医療従事者や高齢者から順次勧められていますが、全ての世代への接種が普及していくにはまだまだ時間がかかることが予想されます。加えて緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発令されると各店舗の営業時間やサービスの提供に支障をきたすことになりまだまだ通常営業には届かない状態です。
今回は道玄坂を見ていきましたが、これから文化村通り沿い、センター街、明治通り沿いなど、他の渋谷の主要エリアの状況もまとめて報告していこうと考えています。
それぞれコロナ前と後でどのように変わっていったのかそれぞれ考察していきます。
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株式会社ゼン・ランド
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-17-11 ミナミビル9F
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