基準地価の最新情報!
~今年の傾向をよみとろう~
こんにちは!
夏の蒸し暑さもなくなり、涼しくなりましたね。
急な雨に備えて、折り畳み傘を持ち歩くようにしましょう!
さて。
9/19に基準地価が公表されました。
貸店舗物件をお探しの際には、地価は大変重要な情報となります。
今回は、今年度の地価情報について、おもに都市部に着目して紹介していきます!
▼基準地価とは?
国土交通省が発表している土地売買の目安になる価格です。
7月1日時点で、不動産鑑定士が21644地点の調査を行い、周辺で最近取引された価格や、ビルを建設した際に賃料収入がいくらあるかを予想して地価を推定します。
※ただし、実際の価格とは必ずしも同じとは限りませんのでご注意を!
以前紹介した公示地価
https://storedevelopment/chika-kobayashi/
も、同じく国土交通省が調査していますが、調査地点や時期が異なっています。
見るときのポイントはずばり、前年と比べた変動率!
この数値が高い地域=今後発展していく地域
ということになりますね!
それでは早速見ていきましょうー!
▼全国地価
商業地10年ぶりの上昇
今年の特徴は、商業地の全国平均が前年比0.5%上がり、10年ぶりに上昇に転じたことです!
観光地や都市部の再開発地域が大きく上昇している一方で、地方圏は26年連続で下落しており、2極化が進んでいます。
▼都内地価
次に東京都内の地価をみてみましょう。
都内全域の平均は、3.0%上昇となっています。
【住宅地】
上昇率の大きい5地点
1荒川区南千住8-4-7
2荒川区西日暮里4-19-9
3千代田区三番町9-4
4北区中里2-20-5
5足立区綾瀬3-22-7
【東京圏の住宅地変動率】
出典:http://tochi.mlit.go.jp/chika/chousa/2017/index.html
荒川区・足立区・北区など、23区北部に集中していることがわかります。
住宅地に関しては、低価格水準で交通利便性が高い周辺部の需要が高まっているのではないかと分析されています。
【商業地】
上昇率の大きい5地点
1 中央区銀座6-8-3
2 中央区銀座2-6-7
3 中央区銀座7-11-14
4 新宿区歌舞伎町1-18-9
5 渋谷区千駄ヶ谷5-32-10
【東京圏の商業圏変動率】
出典:http://tochi.mlit.go.jp/chika/chousa/2017/index.html
続いて商業地に関して。
銀座周辺は不動の地位を築いていますが、新宿御苑周辺も地価の上昇率が高くなっています。
区市町村別の変動率をみると、渋谷区が8.6%上昇と最も高くなっており、次いで中央区・杉並区が8%上昇となっています。
外国人観光客が多く訪れる繁華街に上昇箇所が多い傾向があることがわかりました。
いかがでしたか?
商業地だけでなく、住宅地の傾向からも、近年の消費者行動の傾向を分析することができますね。
新規出店・貸店舗をお探しのお客様は、是非参考にしてみてくださいね!
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参考:
2017/09/20朝日新聞
「平成29年都道府県地価調査」