店舗開発

書店は生き残れるのか、地域別店舗数推移から分析!

こんにちは!

本日は、現在本がインターネットで買えるようになり、人々の消費行動がモノ消費からコト消費への変化していっている中、書店はどのような店舗数推移をしているのか、また店舗の経年数はどのようになっているのかを都内主要地域で比較して分析していきたいと思います!

 

対象地域の店舗抽出エリア

下の図が、今回データを抽出した各エリアの範囲と立地となっています。

対象地域-min (1)

大規模商業集積地である「池袋」、「新宿」、「渋谷」、「銀座・東京」に加え、文化の色濃く残る「浅草」、書店通りがあることで有名な「神田」を対象にしました!

 

地域別書店数推移

下の図は、2011年から2017年の期間で各地域で書店(文具店)数がどのように変化しているのかを表しています。

推移比較

【出典】
日本ソフト販売株式会社「電話帳データ」
【注記】
業種については日本ソフト販売株式会社による独自調査に基づく業種を、日本標準産業分類に置き換えたものを採用している。
なお、独自調査の結果により、一部事業所において業種の変更が生じているものがある。
Copyrightc2017 NSS Corporation. All rights reserved.

 

図を見てもわかるとおり、やはり神田は他の地域に比べて総数が圧倒的に店舗数が多いことがわかります。しかしその神田でも書店数は2011年から50店以上も減少しています!他の地域でも店舗数を増加または維持できている地域はなく、全地域で2011年からおよそ20店舗ずつ減っており、減少傾向にあります。

とてもリアルな数字で本屋業界にはシビアな現状であることは間違いないでしょう。

 

経年数別店舗数

次に地域別の経年数別店舗数を見ていきたいと思います。

経年数

図を見ると、一番にわかることはここ最近2年間で新たに出店した書店がないことです。やはり現在では本を実店舗で求める需要は小さくなっているのでしょうか。

6年以上継続している店舗が圧倒的に多く、さらに大きな減少傾向にあることから、今後は書店は現代の需要に応えられない店舗は淘汰されていくことになるでしょう。

一方でTSUTAYAがT-siteのような本で囲まれた商業施設を各地で建てているように、本を買うためだけの店舗ではなく、本に囲まれた中で買物できたり、コーヒーを飲んだり出来るような体験を提供することで現代の需要に答えられるのかもしません。

RESASとは?

産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。

地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。

自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。

出典:https://resas.go.jp/#/13/13113

 

いかがでしたか?

本日は、書店のこれまでとこれからをRESASによる調査を元に考えてみました。貸店舗物件をお探しの皆様も是非参考にしてみてください!


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