こんにちは!
渋谷エリアで新規出店を考えていらっしゃる方に向けて発信する、まちレポートです!
通りごとの特徴・雰囲気を紹介していきます。
今回は、渋谷シリーズ第8回目の更新。
公園通りついてご紹介します!
公園通りとは?
引用:googlemap
建物の壁面が緑に覆われている、マルイの商業施設である「MODI」を左に進んだ通りです。PARCOの建物を超え、激しい急こう配の坂をあがると、代々木公園やNHKスタジオパークに突き当たります。
▼まちあるきをしてみて
①高低差による視界が違う!
この通りは、渋谷の通りの中でも地形の高低差を感じられる場所でもあります。
(写真1)「MODI」周辺の交差点
(写真2)通りの中腹あたりの「PARCO」前
(写真3)代々木公園周辺
【写真1】は、「MODI」周辺の交差点
【写真2】は、通りの中腹あたりの「PARCO」前
【写真3】は、代々木公園周辺
を表したものですが、1から3に移るにつれ標高は高くなっており、ビルの密度が低く、落ち着いた、ゆったりとした空間の使われ方に変化していました。また、手前側はディズニーストアや楽天カフェなど、店の外観が強調された作りが目立ちますが、奥側は東武ホテルなど、昔の面影を残す建物が多くあり、同じ通りでも雰囲気が異なっているのが特徴です。
②「PARCO」の存在とストリートカルチャーの取入れ
公園通りという名前の由来を知っていますか?
実は商業施設「PARCO」の建設と大きく関係しています。「PARCO」はイタリア語で公園という意味であり、1973年のPARCOPart1の開店とともに、通りの名称を「区役所通り」から「公園通り」と変更しています。それだけ、通りに影響を与えているということですね。ファッションの発信地や、ストリートカルチャーの場所として作られた名残が、よく見ると今でもところどころに残されています。
例えば、電話ボックスがレトロな外観になっていたり、並木が等間隔に並んでいたり。。是非探してみてはいかがですか?
「PARCO」は、現在、2019年の9月にオフィス併設型の商業施設の完成に向けて工事が行われています。
(写真 現在のPARCO)
▼テナント調査
今回は、MODIから渋谷コロンバルビルまでを調査対象として、どんなテナントが入っているのかを調査しました。
繁華街を構成するテナントは、
・アパレル店、家電量販店などの物販店舗
・居酒屋、レストラン、喫茶店などの飲食店舗
・エステ、ネイルサロン、マッサージ店、クリニックなどのサービス店舗
・企業の事務所
などに分類できます。
TEMPOLY編集部は他業態を加えて10個に分類しました。
結果はこのようになりました!
(図1)
※①2016年1月調査時点
②2016年6月調査時点
(図2)
(2016年調査時点で)
2016年現在のテナント構成の結果は
1位 サービス系(28%)
2位 飲食系(23%)
3位 物販(21%)
となっています。
意外にもサービス系テナントが多い?
まちあるきでの印象を踏まえると、公園通りは飲食店や物販など、観光客をターゲットとした特色が強いように感じられますが、意外にも業態別テナント構成の割合では、サービス系のテナントが一番多くを占めていることが分かりました。一元の客だけでなく、リピーターとしての人も受け入れている通りであるようです。
いかがでしたか?
貸店舗物件探し、出店戦略の際の参考にしてみてください!
参考文献:
「渋谷公園通商店街振興組合HPより」
http://www.koen-dori.com/history/history/post_16.html
「渋谷区役所HPより」
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shibuya/town/street.html