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「街路」と「商店」の関係性とは? 著書「アメリカ大都市の死と生」から学ぶ

「街路」と「商店」の関係性とは?

著書「アメリカ大都市の死と生」から学ぶ

 

こんにちは!

外を歩いているだけでも汗が噴き出てきて、一刻も早くオフィスに戻りたい、、、

と感じてしまう夏ですね。

そんな私たちが普段何気なく利用している街路やストリート。いったいどんな機能があるんだろう、、と考えたことはありますか?

 

筆者は最近、大学で「アメリカ大都市の死と生」という本を読みました。

とても分厚い本なので、最後まで読みきれていないのですが、、、(笑)

 

今回は、その本の1つの章で書かれていた、商店街などの店舗と街路との関係性について、考えていきたいと思います!

 

アメリカ大都市の死と生

アメリカ大都市

 

「アメリカ大都市の死と生」は、ジェイン・ジェイコブズ著で、1961年に刊行された都市論のバイブル本ともいえる一冊です。

 

当時のアメリカにおける近代都市計画を批判し、他の国の都市を例に出しながら、安全な街路の条件、都市の多様性の重要性について説いています。

またそのなかで、街路や歩道は、都市の主要な公共の場所であり、その最も重要な器官であると述べています。

 

街路における商店の役割とは?

▼治安良好のための監視

ジェイコブズは、

成功した都市近隣の街路の条件として、

 

①公共空間と私的空間のはっきりした区分があること

②街路に人々の目が存在すること

③街路の利用者が継続的に存在すること

 

の3つの条件を挙げています。

 

そして②③の状況を作り出すために役割を担っているのが、

ずばりレストラン商店酒場などの路上に面しているお店なのです!

これらは、人々に対して街路を使う具体的な理由を提供していると述べられています。

 

たしかに、誰かと待ち合わせがしたい、会社の取引先と商談がしたい、本が読みたいなどの目的をもって訪れている人も多いですよね。

 

不特定多数の知らない人、居住者、商店の店主などの様々な人が多く集まることで、見ている人がいるという環境=治安の良い都市を作り出しているのですね。

 

▼都市におけるプライバシーの担保

都市で生活していく中で、どこまで自分のプライバシーを周囲にさらけ出すべきかという葛藤が生まれます。

そんな環境の中で、パブリックとプライベートの橋渡し的な存在となるのが、商店です。

 

ジェイコブズは、酒屋や喫茶店の店主のことを公人と呼んでいます。

公人とは、幅広い人と頻繁に交流できる人であり、近所のあらゆることに精通している人を指します。

文中では彼らは”都市の世間とプライバシーの世界を分ける一線を示している人”と述べられています。

具体例として、自宅の鍵を店主に預けて友人に届けてもらうという行為が書かれていました。

 

つまり、店主は、お店で構築された人との関係性はパブリックなものであるという心構えができており、
自分のプライバシーとわけて行動している、ということになりますね!

 

考えたこと

したがって、犯罪が少なく健全で活性化した都市にしていくためには、街路における人の目というのがキーポイントとなっていて、
その役割の多くを商店が果たしているようですね。

人の目にも様々な種類があります。

競技場などの施設は、ある意味制度によってしか成り立たない監視で実現しているものもある一方で、活性化しているまちの街路では、自分ごととしてとらえている人々の目が監視となっています。義務ではないけれど、結束力が強まることで緊急時などにも迅速に対応できるシステムが自然と整えられていくのではないでしょうか。

 

いかがでしたか?

路面にお店が立ち並ぶ風景は、都市の活性化に貢献している証と考えることもできますね!

当たり前のようで、意外と考えにくいことでもありますが、都市論の著書を読むことで、店舗開発においても何か発見があるかもしれません!

 

これからも紹介していきますのでお楽しみに!

 

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