こんにちは!
本日は中央区にある商業施設やイベント会場などの観光スポットが、一体どのくらいの集客力を持っているのかをRESASというツールを用いて分析してみたいと思います!
今回行う分析に用いられているデータはNIVI TIMEの経路検索の回数に基づく、株式会社ナビタイムジャパンの「経路検索条件データ」というものです。各集客スポットの経路検索回数を集客力として捉えて見ていきたいと思います。
平日の交通手段別集客スポットは?
下の図をご覧ください!平日の集客スポットを表しています!
まずは上段の自動車での目的地ランキングを見ると、TOP3には「築地市場」、「歌舞伎座タワー」、「築地本願寺」と築地エリア周辺の集客力が大きいようです。
一方で、下段の公共交通の目的地ランキングをみると、「晴海トリトン」がトップになっています。後に続く目的地を見ると、自動車とは違い「銀座」や「日本橋」エリアの集客力が大きいようです。ちなみに晴海の島には鉄道駅がないため、公共交通ではバスが便利かも知れません。
休日の交通手段別集客スポットは?
下の図をご覧ください!休日の集客スポットを表しています!
まず自動車での目的地は、平日と大きな変化はなく「築地」エリアの集客力が大きいようです。
一方で公共交通では、「銀座」や「日本橋」エリアが大きくなる傾向がより顕著に現れています。TOPには「松屋銀座」、COREDOもそれぞれ順位を上げており「銀座」エリアは週末の吸引力がより強いと言えるでしょう。しかし、総数としては平日の方が倍近く大きな数値をとるので注意が必要です。
平日の集客力推移は?
下の図をご覧ください!平日の推移になります!
まずは上段の自動車での目的地の推移を見ていきます。
「築地市場」は近年話題性もあり変化が激しいですが、継続して減少していくことはないと考えられます。「歌舞伎座タワー」は集客を徐々に増加しながらも維持している様相です。「築地本願寺」、「ロイヤルパークホテル」、「晴海トリトン」は増加傾向にあり、増加率で言えば、上位2つよりも大きいでしょう。
次に公共交通での目的地の推移を見ると、それぞれ小さな変動はあるものの全体として増加傾向にあるようです。「COREDO室町」は現在3棟あり、開発が徐々に進みました。さらに隣接する場所に福徳の森というスペースが2016年9月にオープンしたことも大きな変動の要因になっているかもしれません。
休日の集客力推移は?
下の図をご覧ください!平日の推移になります!
まず自動車の目的地の推移を見ると、推移の傾向自体には平日と大きな変化はありませんが、縦軸の数値を見てもわかるとおり、「築地市場」の最大数でも約半分程度となっています。
次に公共交通の目的地推移を見ると、自動車と同様に傾向は似ていながらも数として編手いるようです。やはり中央区はオフィスが多いことも影響しているのか、昼間人口としても平日が大きい数値をとりそうです。
RESASとは?
産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。
自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。
出典:https://resas.go.jp/#/13/13113
いかがでしたか?
今回は以前渋谷区で行った分析を中央区でも実施しました。中央区には銀座や日本橋など日本の商業の中心と言えるようなエリアがたくさんあります。その中で平休日、交通手段別に集客力を分析することで人口流動の傾向を見ることができました!
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