都市空間の余白を有効活用!鉄道高架下に商業空間を!
こんにちは!
今日、特に東京では一極集中が進み都市の密度が濃くなっています。地価も上がり、利用可能な都市空間も少なくなる中、都市開発の中で生まれた余白を活用していく必要があります!
そこで皆さんは、東京の中でまだ使えそうな空間と言えばどのような場所を想像出来ますか?
今回はそんな一例として、鉄道高架下を商業空間として活用している例をいくつか紹介したいと思います!
まずはこちら!
①ののみちヒガコ
http://www.nonowa.co.jp/company/
東小金井駅の高架下にある「ののみちヒガコ」です!
他にも武蔵境駅、国立駅にも「ののみち」が出来ていますが、計画主体である「株式会社JR中央ラインモール」のホームページではこれらのような高架下活用事業について以下のように紹介されています!
にぎわいをつなぐ高架下づくり
・地域の個性をつなぐ
地域のつくり手が営むカフェやレストラン、工房などを展開し、地域の個性をつないで多様性のある高架下空間を創出します。
・世代をつなぐ
メディカルモールや保育園、デイサービスなどを展開し、子育てとシニアライフを応援します。沿線の住民が集える広場やガーデンといった憩いの場を随所に設け、3世代交流を促進します。
・空間をつなぐ
高架下に快適で歩いて楽しい歩行空間”ののみち”を整備しています。
緑や士気を感じる空間づくり、地域情報の発信によって、街の回遊性を高めています。
※ののみちとは
「武蔵野のみち」にちなんで「ののみち」と名付けました。
アースカラーで舗装した歩道と武蔵野の大地をイメージした植栽で構成。夜は照明が高架を照らします。
http://www.nonowa.co.jp/company/
そして現在の「ののまちヒガコ」のロードマップは以下のようになっています!
http://www.nonowa.co.jp/nonomichi/
カフェやお好み焼き屋などの飲食店や雑貨店に加え、シェアスペースとして利用できる店舗や広場もあります!
さらにコミュニティサイクルのステーションもあり、中央線周辺地域間の回遊性を横断的に向上させています!
中央線沿線は今後も高架下事業から貸店舗物件が増加しお店が増えることで、地域と商業の活性化が進むかもしれませんね!
つづいてはこちら!
②2k540 AKI-OKA ARTISAN
この施設の特徴をホームページではこのように紹介されています!
・工房とショップがひとつになったスタイル
クリエイターと直接話ができるフェイストゥーフェイスの店。自分だけのオリジナル商品をつくることができ、つくる側もお客様の顔がみえることで、モチベーションが高まり、トレンドをつかみやすくなります。
・新しい人の流れが生まれる、コミュニケーションの場
人が集まり、にぎわいができ、つくって表現し、それをみて注文する。単にモノを売るだけではなく、ショップ、カフェ、展示会等、リアルタイムの情報を発信するコミュニケーションの場です。
・まだ観ぬ日本の才能を世界に発信
才能ある次世代のクリエイターを発掘し、育て、支援し、世界に向けて活躍できる環境を構築していきます。
運営事務局を設置し、空間、商品、プロモーション活動全般をプロデュースし、施設のもつブランド価値を高めます。
・少数生産のこだわりの物ばかりを扱う、専門の店舗
流行に敏感な若い職人やデザイナーによって作られた少量生産のこだわりの商品。
一つひとつ丹念に作られる商品は、大量生産の製品にはないぬくもりと、新しいデザインに溢れています。
http://www.jrtk.jp/2k540/access/
そして「2k540 AKI-OKA ARTISAN」内のゾーニングは以下のようになっています!
http://www.jrtk.jp/2k540/shop/
高架下という細長い敷地に合わせて1つの商店街のようになっていますが、それぞれの店舗には様々な職人がいてとても個性豊かな店舗の構成です!
そしてその職人同士がコラボして商品開発を行う取り組みもあり、魅力の詰まった高架下空間となっています!
・アクセス
住所:東京都台東区上野5-9 (山手線 秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)
山手線 秋葉原駅から徒歩6分/御徒町駅から徒歩4分
銀座線 末広町駅から徒歩3分
3つ目はこちら!
③中目黒高架下
http://www.nakamegurokoukashita.jp/
中目黒高架下はどのような施設なのでしょうか?
・開発概要
「中目黒駅高架下開発計画」(以下、本計画)とは、東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅周辺の高架下 空間を約700mに渡って線状に開発し、店舗、事務所など約40区画を設けるものです。 目黒川から祐天寺方面へ、繁華街、住宅地を貫き開発することで、駅周辺の既存の商店街や緑道との回遊性 をより一層高めます。
・開発コンセプト
本計画の開発コンセプトは“SHARE(シェア)”です。全長約700mに渡る高架橋というひとつ屋根の下を、 個性あるさまざまな店舗が“SHARE”し、「中目黒らしい街の楽しみ方」ができる新しい商店街のカタチを目指 します。
・デザインコンセプト
デザインコンセプトは「Roof Sharing(ルーフ・シェアリング)」とし、高架橋の下を各店舗が各々の外装デザ インで空間演出するほか、目黒川沿いには店舗用のテラススペースを設けることで、人や街に開かれた空間を 創造します。
https://www.tokyu.co.jp/file/160907-08.pdf
地域の回遊性を高めるとともに、個性的な店舗がそれぞれのデザインの店舗で、高架下という空間をシェアした新たなかたちの商店街ということのようですね!
中目黒という立地の中、高架下で自分の好きなデザインの店舗を構えられると言うことがこの事例の特徴であり、魅力ではないでしょうか?
・アクセス
東急東横線東京メトロ日比谷線
「中目黒」駅下車すぐ
④池上線五反田駅高架下
https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/edb87f03ce20cd9d9fe8ebdb598a38a5837360f6.pdf
こちらは2018年3月13日にオープンした「池上線五反田駅高架下」です!
コンセプトは「URBAN EXPERIENCE」で、5店舗が入居して個性的なお店が続々とオープンしています!
・アクセス
東京都品川区西五反田1-22-4 ほか
東急池上線、JR山手線、都営地下鉄浅草線 -五反田駅から徒歩3分
東急池上線 -大崎広小路駅から徒歩1分
いかがでしたか?
新たな商業空間として開発が進んできた高架下空間。駅に隣接しているということで利便性はもちろん、今まではには無かった店舗形態は話題性は抜群で多くのお客様も期待できるのではないでしょうか?
ぜひ皆様も新規出店を希望するときは高架下の貸店舗物件も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか!
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