こんにちは!ゼン・ランドインターン生TEMPOLY編集部の小林です!
渋谷シリーズ第5回目の更新です。
今回は、渋谷エリアの道玄坂小路のテナント出店変動についてご紹介します!
「道玄坂小路とは?」
出典:googlemap
SHIBUYA109から左右に伸びる道玄坂と文化村通りをショートカットできる便利な細い通りです。ネオンが光る看板が、道玄坂からの入り口の目印となります。
今回は、そんなMMビルから松原ビル までを調査対象としました。
繁華街を構成するテナントは、
・アパレル店、家電量販店などの物販店舗
・居酒屋、レストラン、喫茶店などの飲食店舗
・エステ、ネイルサロン、マッサージ店、クリニックなどのサービス店舗
・企業の事務所
などに分類できます。
TEMPOLY編集部は他業態を加えて10個に分類しました。
結果はこのようになりました!
(図1)
(図2)
(2016年調査時点で)
2016年現在のテナント構成の結果は
1位 飲食系(36%)
2位 バー・水商売系(23%)
3位 物販(19%)
となっています。
①夜のお店高需要
渋谷の夜のイメージといえば、道玄坂を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。弊社で調査した渋谷の通りの中で、道玄坂小路が最もバー・水商売系の割合が高いことが分かりました。通りを歩くと、過激な看板や、大音量の音声によって客引きを行っている店舗が印象的でした。人目につきにくい小さな路地だからこそ、こういった業態が好まれるのでしょう。
②隠れ家レストラン増加傾向?
一時期話題となったメキシカン・ファストフードチェーン「Taco Bell(タコベル)」も、実は道玄坂小路沿いに位置しているのをご存知でしたか?これらを筆頭として、居酒屋やバーなどの業態から、おしゃれなレストランへと業態がシフトしつつあるようです。狭い路地に、隠れ家的な飲食店舗を構える形態が流行しているのでしょうか。
おまけ ラブホテル=円山町!?
道玄坂小路の周辺には、円山町と呼ばれる地域があります。現在はラブホテルが多いまちとしてもっぱら有名ですが、時代をさかのぼると、そのようなまちのイメージが形成される過程には、様々な歴史があるようです。大正時代末期から昭和初期にかけては、花街(料理屋、待合(茶屋)、芸者置屋の三業が集積する街)として栄えていました。しかし、廃業とともに、当時建てられた料亭や待合の建物をそのまま流用する形で※「連れ込み宿」へと転業していく人が多く、結果として現在のラブホテルの原型となったようです。
(地図)
出典:googlemap
※連れ込み宿・・・男性が女性を連れ込む宿泊施設のこと。通常の旅館と基本的には変わらないが、性的な行為をする目的での利用を容認・歓迎していて、男女2人連れの客が多く集まっている旅館全般を、庶民が「連れ込み旅館」と呼んでいた。
いかがでしたか?
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参考文献:
「鶯谷、円山町、高速のインター。ラブホテルはなぜ密集しているのか」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1391064526896.html
「渋谷に残された最後の「和の空間」。かつての花街・円山町の「粋」な街づくり」