こんにちは!ゼン・ランド、インターン生の半谷です。
以前、【歩行量調査】新規出店をまじめに考える!~表参道を行き交う人はどこからやって来るのか?~
で少しだけ触れたキャットストリート。
期間限定店やブランドショップがオープンするなど、
話題に上ることもしばしばある通りです。
そこで、今回はそんな話題のキャットストリートに着目してみました!
キャットストリートの5地点で、歩行量調査を実施しました。
5地点それぞれで、キャットストリートへの流入歩行者と
キャットストリートからの流出歩行者を調べています。
是非店舗開発や新規出店の参考にしてください!
<キャットストリート歩行量調査概要>
日時:2016年5月19日(木)16:00-17:00
対象:キャットストリートへの流入歩行者・キャットストリートからの流出歩行者
調査地点:キャットストリート5地点
▼調査地点:北側キャットストリート はぁとぴあ原宿前
①キャットストリートへの流入歩行者
②キャットストリートからの流出歩行者
▼調査地点:北側キャットストリート ファミリーマート前
③キャットストリートへの流入歩行者
④キャットストリートからの流出歩行者
▼調査地点:北側キャットストリート 神宮前交番前
⑤キャットストリートへの流入歩行者
⑥キャットストリートからの流出歩行者
▼調査地点:南側キャットストリート GYRE前
⑦キャットストリートへの流入歩行者
⑧キャットストリートからの流出歩行者
▼調査地点:南側キャットストリート ALBORE神宮前前
⑨キャットストリートへの流入歩行者
⑩キャットストリートからの流出歩行者
結果はこのようになりました!
上位3つが上から⑦⑧⑨、下位3つが下から①②⑤です。
調査地点別でみると、南側キャットストリートが上位、北側キャットストリートが下位という結果になっています。
この結果からキャットストリートについて、もう少し深く考えてみたいと思います。
⑨は、渋谷方面からの歩行者と考えられます。
そして、⑨と⑧の歩行量を比較すると、
渋谷から表参道へキャットストリートを通って流れる歩行者の動線がみえてきます。
また、⑨の歩行量と比較して⑧の歩行量が増加していること、
⑦の歩行量と比較して⑩の歩行量が減少していることが分かります。
これは、南側キャットストリートに接続する小路への流出、小路からの流入も考えられますが、
表参道通りへのUターンの可能性も高いといえるでしょう。
おもしろいポイントが、北側キャットストリートでの結果です。
はぁとぴあ前の①②とファミリーマート前の③④で、歩行量に大きな差がみられます。
これは、③④地点以北のキャットストリートにある専門学校や保育園、福祉センターが一因といえるでしょう。
【歩行量調査】新規出店をまじめに考える!~表参道を行き交う人はどこからやって来るのか?~
にあるように、銀座と並ぶブランド街・表参道では、
物販店舗が集積しているイメージがないと、歩行量が伸びないのかもしれません。
③④地点で北側キャットストリートに接続する小路があることから、
①②地点の歩行量より、その小路からの流入、小路への流出が大きいといえます。
今回は、歩行量の観点から、話題のキャットストリートについて考察してみました。
この特徴を貸店舗物件探し、出店戦略にも是非活かしてみてくださいね!